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マイホームを建てようと思い立ったら、まず家づくりの流れ、全体スケジュールを把握することから始めましょう。では、実際の家づくりは、どのようなプロセスで進められるのでしょうか。今回は、ご契約後からご入居までのスケジュールを見てみましょう。
これから建てる家に関して、敷地や構造、設備、用途などの点において、建築基準法などの法令基準に適合しているかどうかを行政機関に確認します。工事開始前に、建築確認申請に必要な書類を提出しますが、許可が下りるまでに時間がかかる場合があるので注意しましょう。
敷地に建物の形状がわかるように縄を張ります。お立ち会いいただいて、配置寸法、建物の形状、隣地境界との距離などをご確認いただきます
建築確認申請許可後、工事に着手しますが、それに先立って地鎮祭を行います。地鎮祭は工事の無事と安全、住む方の繁栄を祈る儀式で、吉日を選んで行います。工事が始まる前には、近隣の方への挨拶も忘れないようにしましょう。
建物の構造上、最も重要な工事となるのが、基礎工事です。建物の完成後、見えなくなる部分ですが、建物の耐久性や耐震性に関わる大切な工事なので、確認は念入りにしましょう。基礎工事終了後は、土台を載せ、柱や梁などを組み立てていく上棟工事に進みます。
上棟作業が終了した段階でお立ち会いいただき、図面どおり建物が組み上がっているか、コンセントやスイッチの位置に問題がないかご確認いただきます。
屋根の骨組みが完成する「棟上げ」まで進むと、工事は中間点。この段階で「上棟式」を行います。上棟式は「建前」とも呼ばれ、建物の守護神と匠の神を祀い、棟上げまでの工事が終了したことへ感謝し、無事に建物が完成することを祈願する儀式です。近年では、省略され目にする機会が少なくなってきた行事ですが、家づくりに関わる人たちが一堂に会し、お互いの信頼関係を深める貴重な機会でもあります。
外装工事、設備工事、外構工事がすべて終わると「竣工」となります。建物が建築基準法に準拠しているかどうかの検査が、確認申請を提出した行政機関によって行われます。設計図面どおりに完成していることを確認し、検査合格後に「検査済証」が発行されます。
建物完成後、お客さまの立ち会いのもと、建物とそのまわりの外構を含めて、仕上がりに問題がないかをご確認いただきます。さらに、壁や床の仕上がり、建具の建て付け、キッチン、トイレ、浴室などの設備機器などについてもご確認いただきます。見て確認するだけでなく、実際にドアなどは開閉したり、設備は作動させてみたり、実際のご使用を念頭にご確認してください。気になる箇所は、その場でメモをして手直しを依頼、文書を取り交わします。
お立ち会いいただき、壁や床の仕上がりや設備などの内覧検査をしていただきます。
すべての手直しが終了し、完了検査が済めば、いよいよお引渡しです。竣工検査で不具合があった場合は、最終確認をした上で、引渡しを受けるようにしましょう。引渡しの際には、カギ、確認申請書、工事完了検査済証、各種機器・設備の取扱説明書と保証書、アフターサービス関係書類などを受け取り、内容を確認しましょう。
ご入居後は、万が一、不具合やトラブルが発生した場合のアフターフォローに関する連絡先などを確認しておきましょう。後々のメンテナンスでも必要になります。
家がほしい、という想いだけでなく、具体的にスケジュールを決めることが家づくりの第一歩です。その中でも入居時期がいちばん重要になります。入居時期を決めることで家づくりの動機を改めて確認することにもつながってくるでしょう。