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イホームがイメージどおりにできあがるかどうか?
一番肝心だけれど大変なのが建物の仕様を決めていくプロセスです。カタログだけでなく、実物を見ることをオススメしますが、住宅展示場やショールームより、できれば実際の完成物件を見学できるとなおよいですね。
動線を考えて間取りをチェック、家具や家電品の配置を決めてコンセントの位置を確認、部屋ごとに壁紙や床材の色を決め照明器具やカーテンを選ぶ、などなど。イメージをカタチにしていく大事な作業です。
でも、図面やカタログだけではなかなかピンとこないので、実物を見た方がよいですね。
では、なぜ住宅展示場より、本物の施工事例の方がよいのでしょうか?なぜなら、住宅展示場は、実際に住むことを前提には建てられていないからです。住宅展示場は大きくて現実味がないことが多いので、完成物件の見学会などがあれば、そちらの方が、よりリアルなイメージが持てるのです。
それでは、具体的にどんなことを確認すればよいかを挙げていきましょう。
プランニングの段階で一番悩むのが間取りですが、図面だけではなかなかイメージがつかめません。完成物件では、配置や広さを自分のプランと重ねながら確かめることができます。完成直後の物件では、家具や家電品が置かれていない場合もありますが、家具の大まかな寸法を把握し、置いたところを想定してみてください。 廊下の幅、ドアや椅子の引き幅、天井の高さなどを実感することで、図面ではわからない空間認識を持つことができます。
壁紙や床材は、カタログや色見本から選びますが、床、壁、天井など面積が広くなると、カタログで見たイメージと違ってくることがあります。実際の仕上がりと自分の選んだものを見比べて、もう少し明るくとか艶消しで、などと調整していくのがよいでしょう。ただし、タイミングによっては仕様の変更ができない場合もありますので、必ず営業担当者に確認しましょう。
また、実際の建物を見ると、汚れやほこりが目立つ色、滑りにくい材質、ドアや窓枠との統一感など、他にも気づくことがいろいろ出てくるでしょう。
例えば廊下から部屋に入る時、ドアの開く向きや家具の有無により狭く感じることがあるように、さまざまな場所において、わずかな寸法の違いで使い勝手に差が出るものです。それが毎日のこととなると、「快適さ」に大きな開きができてしまうかもしれません。
出入り口の幅、扉の向き、リビングの照明は部屋の中心でいいか、インターフォンの高さは?など、「不便」と感じる部分をなくすためのチェックが必要です。メジャーを使い、図面上の寸法と気になる場所を比較してみることをオススメします。
玄関を閉めると外の音はどのくらい気にならなくなるか、1階にいて2階の人の物音は響くか。風の通りはどうか。家には実際に住むための工夫が詰まっています。それを体感してみてください。
このように、建築会社が決まり、ある程度プランが固まってきたころで完成物件を見学すると、設計や仕様の細部を確認・検討することができます。つまり、後悔のないマイホームづくりのためには、タイミングよく完成物件を見る機会を持つことが、ひとつの鍵といえます。打ち合わせの早い段階から、営業担当者に打診しておくとよいでしょう。